清田(きよた)日記 ~男50歳からの資格取得 第6回資格取得への道 その3~
2013年11月の行政書士試験が終わりました。
3時間ノンストップ試験も3度目となり、免疫が少し出来たのか、なんとか頭真っ白にはならずに試験を終えました。
とはいえ、やはり手ごたえはありませんでした。
ちなみに試験の合格発表は、翌年(2014年)の1月末で、受験生は相当の期間、結果を待つことになります。
他の資格試験も同じかも知れませんが、試験当日の夜から資格取得の専門学校からネットで正解予想が発表されます。
試験問題は持ち帰れますので、当然ながら私も答えあわせをしてみました。
法令および一般常識の選択問題は、手ごたえがなかったわりに意外と出来ていて、6割程度の正解率でした。
合格する方々は、選択問題では7割以上の正解率を示すことが多いそうですので、決して素晴らしい結果ではないのですが、自分としては少し満足感を持ったことを覚えています。
とはいえ、記述問題の正解予想を確認したところ、自分が書いた内容と模範解答予想のあまりの違いに愕然(がくぜん)となったことも思い出します。
記述の配点は、1問20点の計3問60点ですので、合否の大きな鍵となるのですが、どう甘く見積もっても3割程度の得点しか得られていないだろうことは、容易に判断できる状態でした。
翌年の結果を待つまでもなく、次年度の受験に向けて頑張るしかないと気持ちを切り替えました。
この時の自分の気持ちとしては、法令科目に関して、条文や判例の読み込みも不充分だったのに、それなりの結果だったのだから、次年度に向けてやるべきことをやれば、きっと合格すると思っていました。
その後、初めて六法や判例集を購入し、次年度に向けた補修をスタートしました。
自分の弱点である憲法を含めた条文の読み込みと有名判例に限らず、多くの判例に触れる必要がありました。
2回目の行政書士試験に向けて、そうした勉強を続けていた2014年1月末、1回目の行政書士試験の結果が郵送されて来ました。前々回の日記で合格基準は書きましたが、法令および一般常識で足切りにはならなかったものの、合計180点以上の得点が必要なところ166点との結果に終わりました。
ほぼ自己採点通りの結果で、やはり記述は3割程度の得点しか獲得できていませんでした。もっと正確にいうと、記述は3割にも満たなかったのです。(非常に寂しい。)
とはいえ、この時点での私の課題点が明確に見えてきました。(あくまで前向きです。)条文、判例の読み込み。法令科目として民法、会社法。そして、記述問題が課題でした。この時の私は、そうした弱みを強みに変えるべく、1年間頑張ろうと燃えていました。
今から思えば、問題の問い方が変わると難易度が大幅に変わることなど、頭の片隅にも無かったような気がします。
皆さんも経験あるかと思いますが、本当に理解したことは、少々問題の問い方が変わっても充分対応できます。
他の人に教える場合でも、本当によく理解した人が教えてくれる場合と、そうでない人が教える場合では、教えられた人の理解度が大きく違ってくる状況に似ています。
この頃、本当に理解することが非常に大切なことであることを、どこかに忘れた状態だったように思い出されます。
まさに「しのごの言わず、覚えればいいんだ!」との心境でした。
「単に覚えるだけでは、本当の理解といえない。」
そうした道理を今なら冷静に判断できるのですが、この時の私は、弱点となっている課題を「単なる知識」ととらえ、1年かけてしっかり覚えれば、2回目の受験は必ず合格できるとシンプルに思っていました。
そして、その自分が決めたレールに乗って、ある意味自信満々に走り続けたのです。
次回。2回目の受験に突入です。
どうなる清田。
(つづく)
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