1万人の第九って知ってますか?
今週もみなさまお疲れ様でしたっ!
先週は、ちょっとした理由があり、ブログはお休みしました。すみません。
でもでも、そのおかげ?もあって一定の成果がありましたよ♪
さてさて。もうすっかり年末ムードになってきましたね。
12月に入ったとたん、うちのマンション入り口にツリーが飾られました。ツリーを見ると気分はすっかり年末色ですよね。
年末になるとよく耳にする曲といえば「広瀬香美」か「第九」ですよね。今日は第九について触れたいと思います。
■第九(交響曲第9番ニ短調作品125)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調
作品125(ドイツ語:Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125)
は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲である。
副題として合唱付きが付されることも多い。また日本では
親しみを込めて第九(だいく)とも呼ばれる。第4楽章はシ
ラーの詩『歓喜に寄す』が用いられ、独唱および合唱を伴
って演奏される。その主題は『歓喜の歌』としても親しま
れている。 [ 出典:wikipedia ]
結構知らない人も多いんですが、ベートーベンがこの曲を作曲しはじめたときには、既に本人により聴力がほぼ失われていた状態だったんですよ。音が聞こえなくても、この壮大な曲を作り上げてしまうという のはやはり「天才」だったんですね。
ただ、「天才でした。」で終わったら話(ストーリー)として成立しないのがこの第九だったりします。
その天才も人の子です。やはりその難聴に対する「運命のいたずら(音を奏でて人々の心を感動さ せる作家である自分が、その根本でもある聴力を失ってしまった事)」に対して、悲観し、自暴時期にな ったりもしたようです。
そんな中、シラーの「歓喜に寄す」という詩に感動し、曲を付けたいと思ったの が、この第九が生まれるキッカケとなったと言われています。
自分自身が心細いとき。不安でいっぱいだったとき。
人、音楽、詩や言葉など、何か。なんでもいい。
支えになる存在ってものすごく大事ですよね。
特に今の世の中は、隙あらば人を踏み台にしてのし上がってやろうという人間が多い中で、それを見つけ るのは容易ではない。と誰もが感じる時代になってしまいました。
でも、第九を通じてベートーベンは今年も問いかけます。
その調べ(不協和音)ではない!
もっと歓喜に満ちた音を奏でよう!
他を否定し、さらには自分をも否定する。それで何が生まれるんだ?
性別、国、人種、環境やいろんな違いを全て乗り越えて、みんなで歓声しよう!歌おう!
それが出来たとき、みんなはひとつにつながる。
と。
年の瀬。何かと反省することが多い中で、来年こそ、心から人類がひとつになれることを心に強く刻み、聞く(傍観)のではない、みんなで歌おう!奏でよう!(行動していこう)と訴えているわけです。
年末に第九を流す意味は大きいんですねー。ほんと。深いです。
そんな深い第九ですが、大阪には風物詩的なコンサートがあります。
「サントリー1万人の第九」 http://www.mbs.jp/daiku/
2003年に私も参加しました。
1万人が「歌う」第九です。聞きに来る人よりも歌う人の方が多いんですよ。この第九は。
もちろん、プロはほぼいない合唱団ですから、本番までの期間、ちゃーんとレッスンが用意されてて。
私のクラス(クラスと言っても400人もいる)は清原先生(大阪府合唱連盟理事)が講師でした。
肩書きもスゴイですが、「梅田東生涯学習ルーム」の体育館に集った、年齢も立場もバラバラな400名に対して、毎回「歌」を通じて「笑い・感動」を交えながら、本番までに「ひとつにしていく」その人を「目的に導く力」は本当にすごさを感じました。
そして本番当日。
午前はリハーサルなんですが、各クラスから集まった「1万人の合唱団」が初めて顔合わせ(音あわせ) をする日でもあります。もちろんオケと併せて歌うのも初めて。いわゆる「あとはぶっつけ本番で」状態でその日を迎えてしまうわけですね。
リハーサルを通じて、指揮をする佐渡さんが「第九」の合唱部分の意味を改めて合唱団に語ります。
それによってより全体がひとつになっていき、本番では声だけではなく想いもひとつとなって共鳴していくのを目の当たりにしました。
やれば出来る。
いろんな違いはあっても、思いが強ければ必ずひとつになれる。
無理とおもわれることも、思いを通じ合わせれば、成し遂げられる。
現に、この1万人の第九はたった12回のレッスンだけで、それを実現してしまっているわけですから。
会社や家庭で起きる問題なんか、乗り切れないはず無いんですよね。
1万人の第九は、そんなことをたくさん学んだ場でした。
今年は12/7(日)に講演ですね。チケットは押さえたんですが。諸事情でいけなくなり・・・残念。
月曜の「とくダネ」の小倉さん解説でも楽しみにしておくとします。
ほんと、合唱からも、ビジネスにつながる事って学べる点は多いですね。
是非、「奏でる歌」を通じて、ビジネスの視点を広げてみてください。
【関東の講座】
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★オペラ・歌曲を歌おう(A冬コース) 個人レッスン
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★声楽マスタークラス(冬コース) 個人レッスン
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★女声コーラスを楽しむ
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★オペラ・歌曲を歌おう(B冬コース) 個人レッスン
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★オペラに行こう!実践編「椿姫」
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★(冬)ヨーロッパ 歌曲の旅
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【関西の講座】
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★ミレニアムホール特別講座 第33回『タロー・シンガーズのX’masプレゼント』
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★第5回 大阪音楽大学 サテライト・マスタークラス 第2期
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★女声コーラスを楽しむ
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先週は、ちょっとした理由があり、ブログはお休みしました。すみません。
でもでも、そのおかげ?もあって一定の成果がありましたよ♪
さてさて。もうすっかり年末ムードになってきましたね。
12月に入ったとたん、うちのマンション入り口にツリーが飾られました。ツリーを見ると気分はすっかり年末色ですよね。
年末になるとよく耳にする曲といえば「広瀬香美」か「第九」ですよね。今日は第九について触れたいと思います。
■第九(交響曲第9番ニ短調作品125)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調
作品125(ドイツ語:Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125)
は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲である。
副題として合唱付きが付されることも多い。また日本では
親しみを込めて第九(だいく)とも呼ばれる。第4楽章はシ
ラーの詩『歓喜に寄す』が用いられ、独唱および合唱を伴
って演奏される。その主題は『歓喜の歌』としても親しま
れている。 [ 出典:wikipedia ]
結構知らない人も多いんですが、ベートーベンがこの曲を作曲しはじめたときには、既に本人により聴力がほぼ失われていた状態だったんですよ。音が聞こえなくても、この壮大な曲を作り上げてしまうという のはやはり「天才」だったんですね。
ただ、「天才でした。」で終わったら話(ストーリー)として成立しないのがこの第九だったりします。
その天才も人の子です。やはりその難聴に対する「運命のいたずら(音を奏でて人々の心を感動さ せる作家である自分が、その根本でもある聴力を失ってしまった事)」に対して、悲観し、自暴時期にな ったりもしたようです。
そんな中、シラーの「歓喜に寄す」という詩に感動し、曲を付けたいと思ったの が、この第九が生まれるキッカケとなったと言われています。
自分自身が心細いとき。不安でいっぱいだったとき。
人、音楽、詩や言葉など、何か。なんでもいい。
支えになる存在ってものすごく大事ですよね。
特に今の世の中は、隙あらば人を踏み台にしてのし上がってやろうという人間が多い中で、それを見つけ るのは容易ではない。と誰もが感じる時代になってしまいました。
でも、第九を通じてベートーベンは今年も問いかけます。
その調べ(不協和音)ではない!
もっと歓喜に満ちた音を奏でよう!
他を否定し、さらには自分をも否定する。それで何が生まれるんだ?
性別、国、人種、環境やいろんな違いを全て乗り越えて、みんなで歓声しよう!歌おう!
それが出来たとき、みんなはひとつにつながる。
と。
年の瀬。何かと反省することが多い中で、来年こそ、心から人類がひとつになれることを心に強く刻み、聞く(傍観)のではない、みんなで歌おう!奏でよう!(行動していこう)と訴えているわけです。
年末に第九を流す意味は大きいんですねー。ほんと。深いです。
そんな深い第九ですが、大阪には風物詩的なコンサートがあります。
「サントリー1万人の第九」 http://www.mbs.jp/daiku/
2003年に私も参加しました。
1万人が「歌う」第九です。聞きに来る人よりも歌う人の方が多いんですよ。この第九は。
もちろん、プロはほぼいない合唱団ですから、本番までの期間、ちゃーんとレッスンが用意されてて。
私のクラス(クラスと言っても400人もいる)は清原先生(大阪府合唱連盟理事)が講師でした。
肩書きもスゴイですが、「梅田東生涯学習ルーム」の体育館に集った、年齢も立場もバラバラな400名に対して、毎回「歌」を通じて「笑い・感動」を交えながら、本番までに「ひとつにしていく」その人を「目的に導く力」は本当にすごさを感じました。
そして本番当日。
午前はリハーサルなんですが、各クラスから集まった「1万人の合唱団」が初めて顔合わせ(音あわせ) をする日でもあります。もちろんオケと併せて歌うのも初めて。いわゆる「あとはぶっつけ本番で」状態でその日を迎えてしまうわけですね。
リハーサルを通じて、指揮をする佐渡さんが「第九」の合唱部分の意味を改めて合唱団に語ります。
それによってより全体がひとつになっていき、本番では声だけではなく想いもひとつとなって共鳴していくのを目の当たりにしました。
やれば出来る。
いろんな違いはあっても、思いが強ければ必ずひとつになれる。
無理とおもわれることも、思いを通じ合わせれば、成し遂げられる。
現に、この1万人の第九はたった12回のレッスンだけで、それを実現してしまっているわけですから。
会社や家庭で起きる問題なんか、乗り切れないはず無いんですよね。
1万人の第九は、そんなことをたくさん学んだ場でした。
今年は12/7(日)に講演ですね。チケットは押さえたんですが。諸事情でいけなくなり・・・残念。
月曜の「とくダネ」の小倉さん解説でも楽しみにしておくとします。
ほんと、合唱からも、ビジネスにつながる事って学べる点は多いですね。
是非、「奏でる歌」を通じて、ビジネスの視点を広げてみてください。
【関東の講座】
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★オペラ・歌曲を歌おう(A冬コース) 個人レッスン
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★声楽マスタークラス(冬コース) 個人レッスン
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★女声コーラスを楽しむ
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★オペラ・歌曲を歌おう(B冬コース) 個人レッスン
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★オペラに行こう!実践編「椿姫」
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★(冬)ヨーロッパ 歌曲の旅
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【関西の講座】
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★ミレニアムホール特別講座 第33回『タロー・シンガーズのX’masプレゼント』
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★第5回 大阪音楽大学 サテライト・マスタークラス 第2期
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★女声コーラスを楽しむ
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