禅書道に入門してきました!
桜美林大学アカデミーで開催された、
禅書道入門 11月コース 美しい字は息で書く ~他からの評価でない、自然でかけがえのない自分と出会うために
の、第1回と第3回を受講してきました。
この講座、とっても奥が深いです。
ただの書道ではない、"禅"の呼吸法で書道をしようというものです。
講師の笠倉奈都先生は人間禅道場にて、27年間禅の修行をされ、現在、「禅フロンティア」を主幹。
また、お経をわかりやすい言葉で解説する「坐禅と写経の会」を関東7ヶ所で主催。
「禅書道教室」では子どもから大人まで学べる禅の呼吸で書く書道を提唱されています。
私は書道は小学生のころに習っていたこともあり、結構好きですが、何せだいぶブランクがあります。
「道具は百円均一のもので十分」と伺ったので、半信半疑ながらも百円均一で筆や半紙を買って、
久々の書道を楽しみに、会場に向かいました。
桜美林アカデミーがあるのは四ツ谷。駅徒歩2~3分ととっても便利です。
お題は
第1回:「知足」(ちそく)
第2回:「日々是好日」(にちにちこれこうにち)
第3回:「明珠在掌」(みょうじゅ、たなごころにあり)
いずれも禅や仏教に関係のある言葉です。
練習を始める前に、先生が今日書く言葉の意味を解説してくださるのですが、それがとてもわかりやすいんです。
例えば第3回目の「明珠在掌」(みょうじゅ、たなごころにあり)は、
「明珠」(たからもの)は遠くに探し求めなくても、もうすでにあなたの手のひらの中にあるんだよ
という、意味だそうです。いい言葉ですよね。
お経は漢文で書かれていて、ひらがながないために私たち日本人にとっては
非常にとっつきにくいものですが、一つ一つ読み解いてみると、すっと心に入ってくる、
現代社会でも全く通用する教えがたくさん詰まっているとのこと。
私も海外で暮らしたりした経験から、日本人として仏教についてちゃんとわかっていたいなと、
日々思っているところなので、とても興味深く聞かせていただきました。
さて、書道について。
禅書道なるものはいったい何が普通の書道と違うか…
それは………
呼吸
禅書道では、まず筆を紙の上に下ろし、下ろしたら息を吸い込み、
そして線を書いている間は息を吐きましょう、と教えられます。
いつもビシッと着物を着こなして美しい、笠倉先生。→
そうすることにより、字に力が感じられます。
先生曰く、“自分らしさが表れたいい字になる”とのこと。
みなさん、筆を持ったらついつい力が入って、息を止めてしまっていませんか??
それから、私自身の今回の講座での新発見としては、“道具(筆)の良さを活かす”ということです。
“はらい”…手首をひねってはらったら絶対ダメ。筆は立てたまま、筆の毛の最後の一本まで丁寧にぬいていく。
“はね”…シャッとはねるのではなく、筆を少し持ち上げた上で次の画につながるようにゆっくり、筆の毛の最後の一本まで丁寧に。
“とめ”…“1・2・3”と心の中で数えながら、筆を半分持ち上げてもう一度置きなおす。
これらすべてを先生は“後処理”と呼んでおられます。
“線”の部分で字は終わっているのだけど、次の画に行くための、“後処理”
として、“はらい”、“はね”、“とめ”のいずれかをするのだと。
それを意識して書くだけでも、字が変わってきましたよ!
ずっと苦手だった“はらい”と“はね”。
練習を重ねるうちに、やっと。つかめてきました。
まだまだなので、お恥ずかしいですが、公開します↓↓↓↓↓
書道初心者の方はもちろん、書道を長年やっておられる方にも是非、オススメしたい講座です。
【5月コースの詳細情報・お申込はこちらから】
http://www.second-academy.com/about/zen.html