短歌の実作と秀歌鑑賞(6)
淡くゆらめく
鎌田直美さん
幼き日父と奏でしガヴォットを今はラジオでひとり聞き入る
この明かり君のもとへと思い馳す 淡くゆらめく十三夜の月
箱根路のもみじは赤く広がりて母は微笑む童女のように
並び行く母の背中は小さくてもみじの紅が胸に染み入る
琴線にふれたる登美子のうた読みてあふるる思いに深く息つく
(2008年07月09日)
淡くゆらめく
鎌田直美さん
幼き日父と奏でしガヴォットを今はラジオでひとり聞き入る
この明かり君のもとへと思い馳す 淡くゆらめく十三夜の月
箱根路のもみじは赤く広がりて母は微笑む童女のように
並び行く母の背中は小さくてもみじの紅が胸に染み入る
琴線にふれたる登美子のうた読みてあふるる思いに深く息つく
(2008年07月09日)